変形性脊椎症・椎間関節腰痛症・脊椎圧迫骨折
変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)・椎間関節腰痛症(ついかんかんせつようつうしょう)・脊椎圧迫骨折(せきついあっぱくこっせつ)などが原因で腰痛になることがあります。
変形性脊椎症
加齢により椎間板(ついかんばん)が老化し、椎間板の水分が減少し弾力性がなくなる椎間板症(ついかんばんしょう)になると、椎間板の隙間がなくなり背骨が不安定になるため、上下の椎骨(ついこつ:個々の背骨)の縁が変形し、周囲の神経や神経根を刺激することから起こります。
発症は一般に40歳以降で、若いころから重労働に従事してきた人や、激しいスポーツをしてきた人に多く見られます。
変形性脊椎症の症状
初めのうちはあまり症状を感じませんが、次第に関節に様々な症状が起こるようになります。
朝起きたときや歩き始めたときなどに痛みがあり、身体を動かしていると軽減してくるのが特徴です。
しかし、長く歩き続けたり体を動かし続け、疲労がたまりだすと再び痛みが生じてきます。
椎間関節腰痛症
腰椎(ようつい:背骨の腰の部分)の関節が炎症を起こし痛みが生じます。
慢性の椎間関節腰痛は中高年に多く、若いころからの運動不足、日常生活のストレス、姿勢の悪さによる疲労や血行不良などが原因となります。
急性の椎間関節腰痛はいわゆるぎっくり腰のことで、急な動作などで関節が捻挫し、関節周辺の組織が伸びたり、損傷してしまった状態です。
椎間関節腰痛症の症状(慢性的な椎間関節腰痛)
朝は腰が痛くてなかなか起き上がれないが、昼間、身体を動かしていると痛みを感じないというのが特徴です。
姿勢を良くすることや、適度に腹筋・背筋運動をして腰回りの筋肉を鍛えることで症状も改善されてきます。
脊椎圧迫骨折
加齢とともに骨からカルシウムが減少し、骨密度が低下し軽石のようにスカスカになった状態を骨粗鬆症(こつそしょうしょう)といいます。
骨粗鬆症で脆くなった椎骨は、転倒する・尻もちをつく・くしゃみをするなど、ちょっとした負荷が加わることで潰れてしまう(圧迫骨折)ことがあります。
特に閉経後に女性ホルモンの分泌が減ることで骨密度が低下するため、女性に多く見られる症状になります。
脊椎圧迫骨折の症状
痛みを感じないこともありますが、骨折した椎骨がひどく痛む場合もあります。
また、背中が丸くなったり、身長が低くなったりします。
圧迫骨折を放置してしまうと、他の骨に負荷がかかるため、別の骨がまた骨折することがあります。
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